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エギング - 実釣解説(エギ、アクション、キャスト、底取り)

基本
 とにかくイカは、大抵は底の方にいる。新子が多い秋や、よほど活性が高いときなどを除き、底にべったり張り付いて、擬態して休んでいたりするものである。なので、とにかく底までエギを落としてやることが必要である。
 また、時合というものが明確に存在する。時合とは、とにかく釣れる時間という意味で使われており、実際にどのような状態なのかはっきりとはわからない。だが、大体は、イカが餌を求めて回遊してくるという時間だったり、底にべったり張り付いていたイカが餌を求めて動き出す時間だったりするのだろう。こういう時間というのは、ほぼ、日が暮れる前後や、日の出前後のいわゆる朝マズメ、夕マズメという時間である。この時間になれば、イカは大抵のエギに反応を示す。なので、はじめのうちは朝マズメ、夕マズメを選んで釣るのがいいと思われる。


エギの選択
 次にエギの選択であるが、大きさは、イカがよほど小さいときや、大きいとき以外は、ぶっちゃけ3.5号をお薦めする。この大きさが、飛距離、着底までの時間、また、イカへのアピールを考えるとベストな大きさであろうと思う。海の深さが極端に浅いときや、イカの大きさが小さい時はそれより小さいエギ、水深があるところや、大きなイカがいるであろうところは、それより大きいエギ、または、少し重ためのエギ(ディープタイプ)をつかう。
 色は、昼間は、曇りであったり、濁りがあるようなら、オレンジや、ピンクなど少し明るめの色、逆に晴れていたり、澄み切っているようなときは、ブルーや、緑など暗めの色をつかう。また、ナチュラル系の色なら、大抵の状況でも対応できる。
 また、夜になると、下地が赤で、上布も赤など、赤系の色が反応がよかったりする。活性が低いときなどは、大きさを3号くらいに落として、ディープタイプにしてやると反応がよかったりする。
エギングにおけるエギの選択


キャストの仕方
 特に岸からの釣りでは、飛距離が大切になってくる。遠くに飛ばせば飛ばすほど、1回のキャストで色々なアクションをイカに見せることができるし、底取りで待つ時間を少なくできる。また、寒くなるとイカは岸から遠くより深いところにいることが多くなるので、なるべく遠くに飛ばせた方がいい。筆者も色々とキャストの仕方を変えたが、一番飛距離が出るであろうと感じたキャストを述べてみたい。
 まず、とにかくちゃんと垂らしをとることである。8フィート(約2.5m)の竿だと、1mはほしい。垂らしを長く取れば取るほど飛距離は伸びるのだが、コントロールが難しくなってくる。
 はじめは50cmくらいの垂らしで始めるのがいい。軽く投げてみて糸の離す感覚をつかんでいき、徐々に垂らしを長くしていく。最終的には、大体、竿の長さの半分ほどの垂らしがちょうどいいと思われる。これくらいが思いっきり振り抜いても、パワーがエギに乗る長さであろう。  この様に練習しておけば、磯場など、後ろに障害物があって垂らしを取るのが難しい時でも色々と対応できるようになる。
 キャスト時の音が気になる人や、ある程度飛ばせればいいという人であれば、以下のようにすればいい。垂らしを目一杯とり、振り子のように、エギに重心を掛けながら、遠心力だけで飛ばす感じである。これなら、軽くキャストするだけで、力が要らず、竿にも負担が掛からない割には、結構な飛距離が出せる。しかし、コントロールが難しく、かなりの慣れが必要である。また、後ろに障害物があると難しい。(飛距離についてはこちらでも解説。


底取りの大切さ
 キャストした後は、エギを必ず海底に着底させる必要がある。これがエギングにとって一番大事だと言っても過言ではない。イカは、秋だとか、よほど活性が高くない限り、べた底にいるのが普通である。特に日中などは、底にべったり張り付いて、周りに似せて擬態し、何も動かないのが普通だろう。とにかくエギをまず一番底まで送ってやる必要がある。
 しかし、はじめは着底がなかなか解らないものである。漁港内などで、昼間、凪などでは、ラインを見ていれば、エギが沈んでいくとともにラインが動いていくのがわかる。そして、止まったところが大体着底した瞬間である。だが、実際は夜であったり、波があったりと、ラインでの判断は難しい。やはりここら辺は感覚に頼らざるを得ない。目を瞑って、竿先に集中し、ラインにちょっとテンションをかけた状態にしていると、着底時のコンという音がわかるようになってくる。しかし、波がちょっと高かったりすると、人の感覚で着底を判断することはほぼ不可能であると思う。そうするとやはり、カウントダウンが一番有効になってくる。3.5号のエギで、海の深さが6,7mほどだと、大体30秒くらいじっと待つ。
 実際の動作としては、キャストした後、風よけのために、竿先を下げる。この後、ラインを送ってもいいし、夜などでわからないときは、若干テンションを掛けながらラインを送ってもいい。その後、大体着底するであろう時まで待つ。また、竿先を海面に着けることができるようであれば一回つけて、手でラインを引きながら、ライン全体が海水面に落ちるまで待つとベストである。こうすると着水位置と自分が一直線になり、アクションに不自然さが出なくなる。
 また、着底の感覚をつかむ練習として、風がない時、キャスト後、竿を立てて、ラインにテンションが掛かった状態にしてエギを沈めていくと、着底の感覚がわかり易い。


根掛かり回避方法
 エギングでは底を取るため、どうしても根掛かりが頻発する。根掛かりを回避する方法を知らないとエギが何個あっても足りなくなってしまう。
 一番重要なことは“何かに引っ掛かった”と思ったら、それ以上絶対に引かないことである。
 “何かに引っ掛かった”と感じれば、一旦竿先を下げて、ラインを緩めて4,5秒待ってやる。そのあと、鋭くしゃくる。この時のイメージは、ラインを緩めることで、PEラインが浮力で浮き、エギに結んだラインが若干上向きになる。この時に鋭くしゃくって、真上にエギを跳ね上げるような感じで、根掛かりを回避する。
 しかし、何回しゃくってもガッチリ引っかかって、びくともしないときは、もうお手上げである。強引に引っ張るしかないのだが、このとき、絶対に糸を持って引いてはいけない。糸を手で持って引くと、持ったところが、摩擦で切れてしまうことがある。必ず、糸には触れず、リールのスプールを押さえて、竿をゆっくりと引く。運がよければ海草ごと引っこ抜くことができる。
 はじめは何か掛かったという感覚と、アタリの感覚の区別が難しいと思う。何か掛かったときに、アワセてしまってはお手上げ状態になってしまう。
 そういう意味で、はじめのうちはアワセはいらないだろう。アワセなくても大体は向こうアワセで勝手に針に掛かることが多い。イカだと、何か引っかかったという感覚のあとにグイーンと持っていく。この時は明確に分かるはずで、その後でアワセても全然遅くない。また、解りやすいときは、ゴツンとかいう感覚が伝わってくる。大事なのは、落ち着いてゆっくりアワセても全然遅くないということ。そのうち慣れてくると、イカが触ったとか、スーと持っていくなどの感覚がわかってくる。とにかく、はじめのうちはやたらとアワセないということだろう。
 また、波が高いと根掛かりが多くなる。これは、おそらくエギが海底で大きく揺れるためであろうが、当然底取りも難しくなる。はじめのうちは、波が高いようであれば素直にあきらめるのがいいかもしれない。


アクション
 アクションは大きく分けてしゃくりとジャークである。イカはとにかく跳ね上がるものに興味を示し、エギはそのように跳ね上がったりするように設計されている。
 大きくしゃくればエギは高く跳ね上がる、それから間髪いれずにしゃくると、ダートといって、横方向に平を打つ。さらに連続してしゃくり続ける(ジャークさせる)と左右に交互に動きながら跳ね上がっていく。
 この様なアクションでイカに興味を持たせて、その後のフォール、ステイといったものでイカにエギを抱かせる。
 例えば、海底にいたエビが何らかの拍子で高く跳ね上がってきたものが、ゆっくりと落ちていく。イカにしてみれば、このゆっくりと落ちていくときが、絶好の捕食のタイミングであろう。フォールはこれを真似ている。
 また、エビが何かに追われて海底を移動(ダート)していき、物陰に隠れてじっと動かなくなったときが絶好の捕食タイミングになろう。イカにしてみれば、エビが動いているのが見え、隠れているであろう所めがけて、遠くから泳いできて、じっとしているところに襲い掛かるという感じなのかもしれない。ステイはこれらを真似ているのであろう。
 実際、やはりこれらのタイミングでアタリがあるときがほとんどである。なので、イメージとしては、アクションで誘ってイカが寄ってきたときに、フォールや、ステイでイカが抱くのを待つ。基本的にはこれの繰り返しである。
 しゃくりの仕方は、ラインを張った状態から、すばやく竿先を煽る感じで行う。そして、しゃくった後は必ずフォールさせる。フォールは少しテンションをかけた方がいい。テンションをかけずに行うとアタリがわからない。
 ジャークは、リールを巻きながら竿をリズムよく振り続ける。ジャークしている時は一定のテンションをエギにかけ続けることが大事で、一定のテンションをかけつつ竿先でそのテンションに強弱をつける感じで行うといい。
 実際の釣りでは、エギをキャストして着底後に2,3回のしゃくりを行い、ラインのたるみをとる。とにかく、一度ラインがピンと張った状態にする。どのような状況においてもここまでは同じである。ここから色々なアクションを交えてイカを誘っていく。
 筆者がよく使うパターンとしては、キャストして、着底後、遠くにいるイカにもアピールする感じで2,3回大きめにしゃくる。そして、10〜20秒ほどステイさせてから、底をピュッ、ピュッという感じでゆっくりと3,4回しゃくる。その後10〜20秒ほどステイ。今度はべた底で4,5回ジャークさせる。また10〜20秒ほどステイ。再びべた底で4,5回ジャーク、10〜20秒ほどステイ、最後に表層辺りまで連続ジャーク、イカが追ってきていないか確認も含めて、少しフォールした後、回収という感じである。
 大体、1回のキャストで4回くらいのアクションが基本であろう。秋や、活性が高いときなどは、大きなしゃくりなど、縦のアクションを多く入れたり、逆に、冬や、活性が低いときは、ダートなど横のアクションを多く入れたりするといい。特に真冬の時期などは底にべったり張り付いていたりするので、べた底で、4,5回小さくダートさせて20秒くらいのステイが基本になってくると思う。イメージ的には、竿を横向き、または下向きに振ってジャークして、エギが海底を左右に這う感じでダートさせる。


アタリ、アワセ
 アタリにはいろんなものがある。わかりやすいものではガンッとかゴンッというアタリだろう。こういう場合は、おそらくイカがエギを、触腕で一瞬にたぐりよせ、完全に抱いた、または既に噛み付いているという状態だろう。こういうときは、アワセなくても向こうアワセで掛かったりするときが多い。
 また、コンとかブルッという感じのものは、イカが触腕で触れているだけのときが多いと思う。こういうときは、あわててあわさずに、同じポイントになげて、アクションを色々と変えてやるといい。こんなとき、大体イカがエギに興味を示しており、何回も色々なアクションで誘ってやるとそのうち、ちゃん抱いてきて、ちゃんとしたアタリがあるときが多い。そのときにアワセる。また、エギのカラーや、大きさなどを変えてやるのも効果的である。
 一番わかりにくいのは、スーという感じのアタリである。コンとかの感触もなく、ただスーと静かに引いていく。おそらく、触腕も何も使わずに、ただエギを抱いてもっていっているときであろう。もし、昼間ならラインを見ていれば解るのだが、夜などは、波の動きなのかどうか、区別がつきにくい。慣れてくればそこは違和感という感じで直ぐにわかるものなのであるが、はじめはさっぱりだと思う。とりあえず、大体波は規則正しく引いているので、それとは明らかに違うなというときは、チョンとあわせてみるのがいい。これくらいのアワセだと、もし根に掛かったとしても、回避できるときが多い。とにかく竿先に集中することであろう。そのうち波の引きか、イカの引きかがわかってくる。


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